「ごめん。ちょっといろいろあって....」 「ふ〜ん。まっいいけどね」 謝る私にふわりと笑い歩き出す栞。 笑った顔は天使級。 けど、本当は超腹黒い。 千架、女バージョンみたいな? あ、でも千架ほど性格悪くないし、どちらかと言えばいい人。 ただ、少しだけ打算的なだけで。 「メイドのバイトはどう?」 「ん〜。かなり苦労してます」 アイツらドS三つ子はとても手のかかる奴らだ。 栞だけには神宮寺に雇われていることを教えている。 初めて教えたときはすごく驚いていたな....。