「あ〜はいはい」 私は適当に返事をして歩き出す。 こんなヤツ相手にしている暇なんてない。 早くこの屋敷から出なくては。 「なんだよその態度、気に入らねー」 「別に気に入られたくないし」 歩く私の横を歩き出す不良さん。 「なぜついて来る?」 「お前面白そうだから」 「お前じゃない!!咲音!!」 叫ぶ私を本当に面白そうに見つめる不良さんに叫ぶ。 コイツバカなの!!? さっきも注意しましたけど!!?