囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜





「あ〜はいはい」



私は適当に返事をして歩き出す。




こんなヤツ相手にしている暇なんてない。



早くこの屋敷から出なくては。



「なんだよその態度、気に入らねー」



「別に気に入られたくないし」



歩く私の横を歩き出す不良さん。



「なぜついて来る?」



「お前面白そうだから」



「お前じゃない!!咲音!!」



叫ぶ私を本当に面白そうに見つめる不良さんに叫ぶ。



コイツバカなの!!?

さっきも注意しましたけど!!?