『僕は今、最高に機嫌が悪いの。楽しませてよね』



私のパンツを片手に悪魔の如く微笑む千架。



おっ思い出しただけで寒気がする。



あのあとどれ程必死でパンツを奪い返そうと努力したことか.....



「てめぇら、そんなところで止まってないで進め。遅刻するぞ」



尚紀と千架の睨み合いに入って来たのはダルそうな桃也。



救世主だぁぁぁぁぁぁ!!



「「......チッ」」



尚紀と千架の舌打ち。



二人とも納得いかないって顔をしてるけどゆっくりと歩き出す。




「はぁ」



やっと学校に行ったか。

本当に世話の焼ける奴等だ。


私から深いため息が漏れる。



「咲音」



「え?桃也?」



いつの間にか目の前には桃也が。



学校に行ったんじゃあ....