向日葵のような笑顔の君へ

「俺が7才の頃…」








あの日は、蒸し暑い夏だったー‥。













ミーン、ミーン



「お母さん??」



「ん?」




長い坂を登りながら俺は、
隣にいる買い物袋を持った
お母さんに聞いた。



「なんで、お父さんはいなくなったの??」




1カ月前からお父さんの姿を見てない。

どうしたんだろう…。




その言葉を聞いたお母さんは
しゃがみ込み、怖い顔で言った。




「お父さんの事は忘れなさい」




そう…言った。