ーピーンポーンー あ。来た。 ソファに座っていた俺は立ち上がり、 玄関に向かった。 ーガチャー ドアを開けるとそこには 花柄のワンピの上にカーディガンを 羽織ったみのりがいた。 「よく、迷わなかったね」 「もう子供じゃないし、 分かりますー」 頬を膨らませて言うみのり。 「寒いし、入れば??」 「え、あ、はい。 ……おじゃまします」 なぜか、みのりは緊張した面持ちで 玄関に入った。 ……なんか、可愛い。 てか、ウケる。