向日葵のような笑顔の君へ

「もう!お母さん!」




みのりは恥ずかしそうに
母親の腕を叩いた。



仲いいな…。









俺もこんな風にしてれば…。











「あっ!名前なんていうのかしら??」



「藤原春です」



「こんな所で話すのもあれだし、
家に入ったら??」



「そうだよっ!春!」





母親に似た目で俺を
見つめてくるみのり。


断れる訳がねぇし…。




「ありがとうございます」



俺は母親に頭を下げた。



「どーぞ~。上がって上がって」



母親は先に部屋に入っていった。



「私、着替えてくるから
先にお母さんの所に行ってて!!」



「おう」




そう言って、みのりは階段を
上がっていった。