「はる~!!」




遠くから愛しい声が聞こえ振り返ると、
そこには白い花柄の浴衣を着た、
みのりがいた。





……理性、保ってみせる。



そんな馬鹿な事を思いつつも、
みのりに駆け寄った。




「よっ。可愛いじゃん」




そう言うと、みのりの頬は
赤く染まり、テヘッと照れたように笑った。




あぁ。可愛すぎる。
神様は俺に意地悪でもしてんのか??