【暇な日あったらさ、
一緒に遊びに行かない?】
数分間、そのメールを打って
送信しようか迷ってる俺。
どうしようか…。
「わっ!」
「うわっ!!」
ーポチッー
「は…」
「なんで固まってんの?
そんなに驚いたの?」
俺は後ろから聞こえた主を
睨みつけた。
「な、なに?!怖いよ?!」
こいつのせいで…。
「兄さん…」
そう。いつの間にいたのか
後ろにいた兄さんに驚かされて、
送信ボタンを押してしまったのだ。
「……」
俺は目で「殺す」と伝えた。
その気持ちが伝わったのか、
土下座をして、「すいませんでした」と
謝る兄さん。
もう…死ねよ。お前。


