チョコレート箱 【完】





トモと私。2人揃ってムスッと不機嫌な顔でいる。

……こんな、くだらないようなことなのに。


一緒に居るってだけで嬉しい。


けど、もうこのチョコを作った時から止まらない。

気持ちを伝えたいんだよ。



「……サヤカ。もしかして、さ」


トモと仲良しのユウト君の言葉に、私は顔を上げた。

……もしかして、何?


首を傾げると、ユウト君はブンブンと首を横に振った。



「あっ、いや、あの……勘違いかもしれないけどさ」

「……?」


ユウト君は、言いずらそうに口を開いた。














「本命チョコ、作った?」