チョコレート箱 【完】





胸ぐらを掴み、グラグラと体を前後に動かす。


最初は笑って、焦る俺を見物していたけれど。

それにムカついた俺が、揺れ幅を大きくしてから少し経って。


「む、無理ぃ……うっ、ぎもぢわりぃ……」



と、白旗を上げた。

それを見た俺は、少し満足。


……じゃなくって!



「シュンヤ。ナオミ先輩が、好きな男がどうのこうのって……何だよ?」


シュンヤは「それは……」と言って真剣な目で俺を見た。


なんだ? もしかして、ナオミ先輩には……











年下じゃない男を、好きになってしまったのかもしれない。