チョコレート箱 【完】





駄目だよね、そんなの。


染井君、彼女さんしか見えないもん。

私が、染井君しか見れないのと同じように。


じゃあ、私の気持ちは迷惑の塊?



「……ぅ…ひっ……く…」



泣き声を噛み殺しながら、私は顔を伏せた。


……ヤダ。

迷惑って思ってほしくない。

けど、染井君の1番になりたい。


駄目…それが迷惑なんだ。


好きって気持ちは、届かないの……?



チョコも受け取ってもらえない。

渡す勇気も無い。

けど、ずっと染井君と彼女の笑顔を見つめ続けるのはイヤ。


…わ、たし………なんで、染井君を好きになっちゃったんだろう?