叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。



怒ったように頬を赤くして俺を睨む相沢を見て「あぁ、そんな顔も可愛いなぁ」って思ってしまう俺は相当重症だ。


でも本当に…。
まだ見たことある表情は少ないけど、どの顔も…スキだ。


好き、なんだ。


相沢はキョロキョロして、何かを見つけると俺の手を引っ張った。


え?


…弱いチカラ。

ちょっとチカラを込めれば振りほどけそうな…そんなことしねーけど。


改めて相沢はか弱い女の子なんだなって実感した。