いじわるうさぎはそう言うと、さよならを言ってトコトコと自分の家へと向かいました。
オレンジ色の夕焼けが、
お空にかかっています。
「優しい、かぁ…」
優しいって何だろうと、考えながら。
にんじんを盗むのは、優しいのかな?
やりたい放題って、優しいのかな?
「うーん、どうすれば…」
…と、その時。
誰かの泣き声が、
いじわるうさぎの耳に入ります。
「うぇーん…」
小さなねずみさんです。
「ねえ、どうしたの?」
いじわるうさぎは、そう声をかけました。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…