次の瞬間、ずっしりとお腹あたりにのしかかる重みに、私は何事かと目を開ける。
私の上で、馬乗りをしている変態が約一名。
先生の表情は、いつもと違ってムスーっとしていた。何だか不機嫌らしい。
「先生……?」
「違います」
「……エドガー、どうしたの?」
そう聞くと、益々ムスーっとした。あ、ちょっと可愛い。
「僕は心配してたんです」
「知ってる」
「何であんな奴と一緒にいたんですか」
「……ね、エドガー」
「……何ですか」
「嫉妬してくれた?」
「当たり前です。焦げて炭になるくらい焼き餅焼きました」
その答えに、私は満足してくすくすと笑う。
「何で笑ってるんですか」
「だって、嬉しいから。いつも嫉妬するのは私の方で、たまには妬いてほしかったの」
大成功だね、と言って、私はくすくすと笑った。



