それからまたゲームを再開した。しかしどうやっても勝てない。何故だ、何故なんだ……。
「!」
とある作戦を思い付いて、私は口角をニヤリを上げ、早速、実行に移った。
「ね、エドガー」
「何ですか」
先生は顔をテレビに向けたまま、チラリと目だけを私の方に向けた。私はその瞬間を逃さずにくるりと顔を先生に向け、
「好きだよ、ばーか」
と、微笑みながら囁いてみた。
「!!」
先生は突然の私の呟きに顔を真っ赤にして、カチーンと固まった。
今の内だ!
私は素早くボタンを連打し、敵をフルボッコにして倒した。よっしゃ、初勝利っ。



