先生と私の珍戦争




ギューッと言って力強く抱きしめ続ける先生。何コレ、何このデカイ赤ちゃん。



「……この先もこんな風に笑いあいましょうね」



「それ、花火の時も言った気がする。てか笑ってなくね」



「細かいことは気にしない気にしない。ほら、どう考えたって僕の方が先に死んじゃうじゃないですか」



「そんなのわかんないよ。病気、事故、あるいは殺人とかで私が先に死ぬかも」



「嫌です」



「嫌って言ったって、それが世界だもん。仕方ないよ。どっちが先とかわかんないけど、そんなの考える暇があるなら今この瞬間、この先を目一杯楽しもうよ」



見えない未来を考えたって仕方がない。いつか絶対に死んでしまうなら、それまでの過程をどう生きるかが大切。



「……そうですね。この世に生まれて、千鶴ちゃんに出会えた。それだけで幸せです。さぁ、楽しみましょう、クリスマス!」



「そうこなくっちゃ」