先生と私の珍戦争




「俺、出掛けてくるから」



いきなり翡翠が現れたと思ったら、ついさっき帰ってきたばかりなのにまた出掛けて行くと言ってきた。



「え、何で?」



頭の中ははてなでいっぱい。わざわざこの寒い中に行かなくてもよくない?



「……色々あんだよ」



ふいっとそっぽを向き、素っ気なく答える反抗期な弟。



……あっ、わかった!



「翡翠もお年頃ってことか」



「……は?なっ、違ぇよ!!」



「そうやってムキになる所が益々怪しいなぁ〜」



ニヤニヤと翡翠をからかう。



「姉ちゃんこそ、エドガーさんと恋人らしいことでもしたら?」



「……は?」



ポカンとして翡翠を見ると、翡翠はニヤリと意地の悪い笑みを浮かべていた。うっわムカつく。



「そうですよね」



それに同意する先生。ちょっ、何頷いてんだコラ!大体恋人らしいことって何だ!



「じゃ、俺行くから」



翡翠は音速超えたんじゃないかという程のスピードで出ていった。