先生と私の珍戦争




放課後、私は逃亡を試みたが、玄関で待ち伏せしていた先生に捕まって泣く泣く仕事の手伝いをする羽目に。



玄関で待ち伏せされたら逃げようがないじゃん、くそ。



ゴロゴロと床に転がって紙の束を整え、ホチキスでひたすら留めていく。



「ねぇ先生、今日何かこの部屋いつも以上に臭くないですか」



「えっ、臭い!?」



「香水臭い。色んなのが混ざって気持ち悪い。折角の消臭剤もこれじゃあ機能しませんね」



「あ、そっちの臭いですか、吃驚した」



大丈夫だよ、先生からは何の匂いもしないから。せめて頭が近い時にふわっと香るシャンプーの匂いくらいだから。



ちょっと変態みたいに聞こえるので言わないでおくが。



「最近、何だか知りませんが異様に来るんですよね」



「クリスマスがあるからじゃないッスか」



「クリスマスですか。あぁ、そういえば何人かチケット見せびらかしたり、その日は暇だとか呟いてた子がいましたね」



「で?」



「でって、別に。良かったですね、頑張って暇潰して下さいねって返して終わりですよ」



「あ、そ」