それから私達は、ほぼ毎日練習をするようになった。文化祭はすぐ目の前。後一息!
そんな時だった。
「ねぇ、知ってる?」
「知ってるよ」
「まだ何も言ってないじゃない」
カノンちゃんから、衝撃の事実を伝えられたのは。
「あんたと槙、付き合ってるって噂が広まってるわよ」
「は?」
「放課後一緒に練習してるのが多いから、そういう風に見られたってわけね」
「迷惑だなオイ」
一緒に練習してただけじゃん。何でそうなるのか解んない。
「大体槙くんが私と付き合うわけないじゃん」
「それがね、あっちはあんたに気があるみたいよ」
「……は?」
「やっぱり気付いてなかったのね。あんた鈍感だもんねー」
「ちょっと待ってよ、どういうこと?」
「だーかーら、槙は本気であんたを落とそうとしてるってことよ」
えええぇぇぇ……。



