放課後、私達は教室にてシンデレラの練習をしていた。演技って中々難しいよね。
棒読みじゃなく、けれど引かれない程度の演技ってね。
「天瀬さん」
「ん?あぁ、槙くんか。何?」
「劇、頑張ろうね」
「うん」
「良かったら一緒に練習していいかな」
「全然構わないよ」
「ありがとう」
槙くんはニッコリと笑った。周りで何人か悶えてる人がいるけど、無視無視。
セリフを交互に読んでいくけど、槙くんかなり演技が上手い。あれかな、将来俳優目指してますとか?
「天瀬さん上手いね」
「槙くん程ではないよ」
「そんなことないよ」
「あるんだな、これが」
「ははっ、面白い人だね」



