「・・・やっと気付いたか♪よかった~~」





 今は昼休み。


 屋上で翔流くんと話している。





「うん。ごめんね?それと、ありがとう!」


「いいって!気付いたんだから。」





 今は穏やかな顔をしている翔流くん。


 呼びに行ったときは、すっごく睨まれた。



 それだけ私は彼を怒らせてしまったんだと思う。





「あの続き教えるよ。」





 きっと彼が言ってるのは、この間の彩人くんの助け方だと思う。





「うん。」


「気持ち伝えたあと、夢のことについて聞いてみて。」










 えっ…?


「それじゃあ、苦しめるだけじゃ…?」


「違うよ!苦しみから、解き放ってやんの!」


「はぁ…?」


「時折、苦しそうになるから、そんときは手を握って大丈夫って言ってやれば大丈夫だから。」



「ありがとう、色々教えてくれて。」


「いいえ、どういたしまして♪まぁ、頑張りなよ!じゃあ、検討を祈ってるから。バイバーイ♪」





 翔流くんは私に色々アドバイスをしてくれた。


 頑張らなくちゃっ!





 午後からの授業は、ハヤTの問題攻撃をなんなくかわし、問題なく終わった。