友達としてじゃない。


 恋愛感情で好きなんだ。






 なんで今まで気付かなかったんだろう?



 今思えば、最初から好きだったんだ。


 なんだ、わかってしまえば恐れるものはないじゃない!










 自然と、安心した私は口元が緩み、笑ってしまった。


 授業中だというのに。。



「…フフフッ」



「何が可笑しいんだ?アリス。」


「えっ…!?」




 目の前にはお怒りモードの林先生がいらっしゃいました。





「大体、さっきからお前を当ててるのになんで返事もしないし、いきなり笑うんだっ!」


「すみません。」





 今は、今日の最後の授業で、ハヤTの数学だった。




「もう、いいっ!明日覚悟しとけよー?全部お前を当ててやるからなっ★」





 ・・・ハヤTに悪魔のシッポとハネがついているように見えた。



 ・・・絶対的、ドSだ。



 まぁ、それくらいならいっか!

 簡単だし!





「わかりました。楽しみにしときます★」


「ほー?いい度胸だな!楽しみにしとけよ?」





 こうして、今日も一日終わった。