そんな店内を、私はスーパーモデルみたく歩き回る。 

 それを見つけた客は、すぐさま手招きし、私を呼び寄せる。


 手持ちのコインや玉と引き換えに飲み物の注文を取ると、その後カップと一緒に小さなメモ紙をそっと渡す。

 休憩時間になり、携帯を確認すると、決まって知らないアドレスからメールが来ている。 

 しかし、返信はしない。すると、その後もしつこくメールは続くが、それでも私は返信しない。