今……なんて言った? 私が笑ってないと、調子狂うって……言った、よね? 驚きで何も言えず、目を見開いたまま茫然と立ち尽くす。 颯太君は、気まずそうに目を逸らした。 目を逸らしたまま、何かを押し付けるようにして渡してきた。 「ノート……」 私は呟き、ノートのページをめくる。 そのノートは昨日、教室に置きっぱなしにしてしまったもので。 数ページか何か書いてあるページが増えていて。 書かれた最後のページを見る。