机の上!? ……って、なわけないか。


下にも見当たらないしなぁ。


ハッ! まさか、黒板の裏に続く隠し扉を使って……


「って、どこ探してんだ!」


その人の声に、目を輝かせてバッと振り返る。


声の主は、思った通り……


「颯太君、みーつけたっ!」


「ぐっ、お前がいっつも変なとこ探すから……」


悔しそうに颯太君はそう呟いて、諦めたように自分の席に座った。


えっ? いいの?