元気にあいさつをすると、クスッと笑われてしまう。


……え? なんで?


疑問に思っていると、胡内先生に背中を押された。


「元気そうで良かったわ。荷物を持って早く帰りなさい」


「は、はいっ!」


私は慌ててペコリと頭を下げて、保健室から出た。


「失礼しました!」


「はい、お大事に」


最後に胡内先生の色気たっぷりの笑顔を見て、私は保健室のドアを閉めた。


……相変わらず、あの先生は色っぽい。