今日も冷たい。


でもでも、諦めないんだからね!


The 占い! これを口実にでも何でもして、絶対に会い続けるんだからね!


無い自信だって、理由があれば湧いて来るってもんよ!


「よし、相棒。少しの登場、ご苦労であった」


私は占い機を鞄に閉まって、改めて颯太君の後を追う。


ふふん。授業が始まるまでは、一緒に居るんだからね!



―― ガラッ



勢いよく扉を開けて、教室中をぐるりと見回す。


さてさて。颯太君は何処に居るのかな?