占いから伝える片思い





疑問符を浮かべる私。


そんな私を見た颯太君は、困ったように言った。


「あー……つまり、アレだ。お前が占いを信じる主義なのと同じだよ」


「……ふむ」


確かに、私は占いを信じてるよね。


というか、今日もそれを信じて運動系なんだもんね。


なるほど……私の信じる具合と同じくらい重度の主義ってわけか。


「うん。理解した。じゃ、傘はもらっとくね~」


私は颯太君から傘を受け取り、鞄の中にそれを閉まった。


……しばらく使えないかも、この傘。