その質問には、最初に話したときから言ってる台詞で返す。


「それは、私と颯太君が運命の相手だから」


笑顔で答えると、すぐに次の質問にうつる。


え、ノーコメント?


「じゃあ、俺が運命の相手だって言ったのは何だ?」


これまた簡単な質問。


私はニコリと笑って見せて、随分前から使っている機械を取り出した。


「それは、この“占い機”がそう言ってくれたから!」


実はこの占い機、随分昔から使ってます。なんとなく、習慣が身について。


朝に1回、占い機のボタンをポチッと押せば……