「……朝の」


ボソリと言われて、私は首を傾げた。


……はて。朝?


何があったかなぁ……「カッコいいぜ、ベイベー☆」って言ったのは覚えてるけど。


うーん……あとは、颯太君を教室で捜索して。


颯太君から話しかけられて、キュンとして。


次に颯太君に冷たくされて。


冷たい! って思ったから、占いの通りに黙って俯いて――……


「……あっ、黙って俯くヤツ! アレ、嫌なの?」


「あたりまえだ! 黙って俯いたら、だれでも心配するだろ」