―― ガラガラッ



教室に入ると、一気に集まるみんなの視線。


その中には、いつもは居ない筈の先生の視線も含まれていた。


……なんで?


「……先生、今日は早いですね?」


私がそう言うと、先生は目を鋭くさせて言う。


「今日は朝早くに集まれと言っただろう!」


え゛っ!? そ、そうだっけ! 昨日は午後の授業始まった瞬間から寝て、起きたら放課後だったし!


慌てる私を見て、先生は溜息を吐いて一言。


「お前、今日は居残りだ! 教室から一歩も出ることを許さん!」


そ、そんなぁーっ!