「颯太君、おはよ! 今日もカッコいいぜ、ベイベー☆」


宮園芽衣。


訳あって、賀沢颯太君に猛烈アタック中です。


「うるせぇ。というか、『今日もカッコいいぜ、ベイベー☆』って何だ? 新しい朝の挨拶か?」


「今日の占いがね『最初ニ学校デ会ッタ異性ニ、語尾ニ「ベイベー☆」ヲ付ケテホメヨウ』なの」


「うん。心底どうでもいいな!」


颯太君はそう言ってから、私の方をキッと睨みつける。


ん? なに? 顔になんか付いてる?


颯太君は溜息を吐いて、私に質問を投げかけた。


「お前、なんで俺に絡むんだっけ?」