「美緒さん…、俺は美緒さんに初めて逢ったあの瞬間から、美緒さんを好きになってた
また逢いたい、絶対にまた逢える。
俺は確信してたんだ。また逢えることを…。
俺はこう見えても、運命ってやつを信じるんだ。美緒さんとは運命の出逢いなんだ。
だから俺はどんなことがあっても、美緒さんを諦めたりしないんだ。
どんなに時間が掛かったとしても、美緒さんが俺を見てくれるまで諦めないんだ。
美緒さんを支えられる強い男になります。
美緒さんが弱さを見せられる、そんな男になります」


高倉の中に美緒への想いが溢れ出す…。


こんな想いは生まれて初めてのことだった…


高倉のそんな想いなど気づかずに眠っている美緒…。


だが、美緒の気持ちは高倉に向くのではなく、永嶋に向いていた…。