浮気性の彼女の秘密




「花梨の好きなグラタン食べて行こうか?」



花梨の横に並んで顔を覗き込むと



「凛太郎明日英検じゃなかったの?勉強は??」



右手で頬をつねられた



「痛っ!へっ…平気平気!検定って勉強して受けるもんじゃなくない?」




「勉強して受けるもんでしょ(笑)?

受かるの?」




「うーん。運じゃないかな??」



へにゃっと笑ってごまかすと



「信じられない!!勉強しなよ!帰りなよ!!!」




駅を指さされた




「えー?でも俺は花梨と一緒にいたい」





「私はいたくないから帰って勉強して」




つ、冷たい…