「俺も一緒に見るよ?花梨と一緒にいたいもん」 「うわ!今の発言重っ!キモいね」 花梨はサーっと距離を置いて駅の改札を素早く通った 「キモくねぇし」 すぐに後を追って改札をくぐり小さくて可愛い手を握った 「……あれ??拗ねちゃった?」 「拗ねてねぇよ」 「ぶっ(笑)拗ねてるじゃん!ダサー」 俺の顔を指差してケタケタと笑う花梨 普通の男ならここでブチ切れるかもしれないけど、俺は…そんな俺をバカにして笑ってる花梨の笑顔でさえ可愛くて愛しくて仕方ない