「……理央、お仕事頑張って下さい」 本当に、可愛い。 あぁ…仕事だからな。 あまり気を緩めていられない。 コレが家なら好きに出来るのに。 「行ってくる」 とりあえずは頭に手を置くだけにしておく。 たったコレだけで高揚する心を持ち合わせていただなんて自分に驚きだ。 あぁ…春陽と出会ってから自分は驚く事ばかりだな。 今日の仕事は今まで以上にはかどったのは、きっと偶然ではないだろう。