家には何も無いけど、ダンボールが届いていた。 あの子の物が詰め込まれた大切なダンボール。 それを空いている幾つもの部屋の1番広い部屋に置いた。 また、帰ってきた時。 私はそう決めて部屋にもどり、制服をクローゼットの中にしまった。 通学カバンからは財布とアレを取り出してベッドの横に置いておいた。 ジーパンのポケットに携帯と財布とソレを入れてTシャツと黒のパーカーに着替えた。 ダッシュすれば間に合う。 そう思った私は急いで部屋を出てコンビニに向かった。