眉が知らないうちによっていたのか、眉間を指で伸ばしてくる柊。 『やめろ』 「女の子はもう少し柔らかい口調で」 『今は男』 そう。 ここは不良校で、男子校。 女の私が通うようなとこじゃない。 まぁ………裏入学に値すると思う。 平気でそんな事をさせる柊とする私もどうかと思うけど。 苦笑しながらウィッグを被り直して、カラコンをつけた。 そして、柊を見ると携帯を打っている。 ………早… 私はどこでそんなの出来る様になったんだ、と思いながら見ていた。