今考えてみると、あたしに取り柄なんか一個もない。 こんなあたしを、誰が好きになるんだろ。 顔は普通だし、体型も普通だし。胸は小さい方だけどね。 勉強はできないし、運動音痴だし。 本当にいいとこなんて、1つもない。 はぁ…。 「蘭、危ない!」 何が危ないのかと思い上を向くと、バスケットボールがあたしの元へ飛んできてる。 突然のことで、身動きができなくなってしまったあたし。 このままだと、頭直撃だよ…。