ハニィ*sweet*ボイス

そのまま一緒にサボった授業。



あの噂のせいで大変らしい日浦は、あたしの膝枕で少年の寝顔。



やっぱり好きだなぁ~…。



しばらく幸せに浸りつつ、アユミに口止めメールを送った。



日浦の正体を黙ってくれる、優しい友達のおかげで最高の気分。



「ニヤニヤしてんなよ、気持ちわりぃ…」

「起きたの!?」

「お前が動くからな」



下から見上げられて、恥ずかしくて目をそらす。



やっぱり顔と声は殺人級にカッコイイ…。



「流」

「は、はいっ!?」

「呼んでみただけ」



自然に名前を呼ばれると、やっぱり弱くて。



きっと顔は真っ赤。



ムクッと起きあがった日浦が、珍しいモノでも触るかのように、あたしの顔をペタペタと触った。



「な、に…?」

「実はカワイイんだな、流って」

「そっ、そんなことないです!!」

「そうだな。大したことねぇや」

「ひどっ!!」

「お前からかうの、俺の生き甲斐かも…」



最高の声を持つ、最悪なヤツを好きになったあたし。



その甘い声で、これからも名前を呼んでね?



あたしだけのハニーボイス。