家族というものの絆を
信用出来なくなった所に
追い討ちをかけるようなその言葉。



まさか―――――……。


まさか、そんな風に思われてたなんて。



だけどその時は、
ショックではあったのだろうけど、
湧いてくるのは確かな可笑しさで。



「ハハッ……」



私は泣きもせずに
――――笑っていた。



笑うしかなかったから。