†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†





遠回しにそう言えば、チッ、と舌打ちさ
れた。



え、何故舌打ち!?怖いんですけど!



「き、北野?」


「───……っ、もう知らない!この能
天気バカ!!」



怒らせたのか、と思い顔を覗きこむと、
北野は急にそう怒鳴って立ち上がり、立
ち去っていった。



の、能天気バカ??……え、ナニソレ。



ぽかんとしていると、もう堪えられない
というように、音夜が吹き出した。



「ブハッ……、もー無理!能天気バカと
か、超ピッタリじゃん!」


「北野、ネーミングセンスは良いんだな




ちょ、翼まで!



「ていうか何で怒ったの、アイツ」



そう首を傾げれば、音夜が意味深な含み
笑いを浮かべた。



「さぁねぇ?自分で考えたらー?」