コロン、と寝返りをうつと、気持ち良さ げに眠る恋那の顔。 ああ……なんか、好き。 よくわかんねーけど胸がきゅーってなっ て、無性に愛しいって思った。 だから俺は、そっと。 ―――ちゅっ…… と、子供騙しみたいなキスを、恋那にし た。 これは、俺が墓場まで持ってくって決め た秘密のキス。 【秘密のkiss―光弥side―】 END