絶対に揺らがない、真っ直ぐな瞳。



それが、大好きで―――……。

だけど俺は今、自分でそれを壊してしま
う所だった。自分で濁らせる所だった。



良かった。



「―――恋那!」



「光弥!?」



……良かったよ。



恋那が幸せになれて。俺はただ、それが
嬉しくて。



ああ―――俺。



いつからこんなお人好しになったんだろ
う。



【いつから俺はー日向sideー】

END