その白い肌に誘われるように、何度も指 を滑らせて。 ゆっくりとブラウスのボタンに触れたと き――― 「……っ」 「朝田君……?」 ああ。やっぱり無理だよ。 望んでもいない行為を犯すだなんて、俺 には辛すぎる。 この子を抱くのは、どんな罰ゲームより も、残酷だ。 「ごめんな、恋那―――……」 俺はそう呟くと、いきさつを全て伝えた 。 そうしたら、みるみる恋那の瞳が輝き出 して。 これだよ。 俺が好きになったのは、この瞳。