†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†





―――彼女の言葉は、俺を惑わす。



揺さぶる。




「まだ、椎名は光弥のモノじゃない。い
いの?クリスマス、あの二人は本当の意
味で繋がるんだよ?」



いいの?

彼女が抱かれるのを、野放しにしちゃっ
て、満足?



そう言われて、俺の中の嫉妬心が熱い音
をたて出した。



彼女を誰にもあげたくない。

彼女が俺のモノに、なれば―――。



「……わかったよ」




俺は、最低な男だ。