どこ!?と慌てる私に、律希ちゃんは呆れ顔。 「……がっつきすぎでしょ。てかもしかして私、牽制されてる?」 そんな律希ちゃんの呟きは聞こえず。 ただただ、今頃してやったりな顔をしているだろう皐君に、「皐君のバカーっ」と心の中で叫んでいた。 もう皐君に嘘なんかつかない、と心に決めた、四月一日のお話。 Fin•°✻