美香、喜ぶだろうなあ、なんて思ってい ると。 「……ひゃっ!?」 不意に後ろから光弥に抱き締められて、 私は間抜けな声を出してしまった。 私の身体を絡めるように手を回してくる 光弥。 光弥の体温が近くて…冬なのに、熱い。 「恋那へのクリスマスプレゼントは、俺 だよ」 「はぁ!?」 なにその漫画みたいなセリフ!! それにそれは、女の子側が言うんじゃな いの?