そんな美香の行動に、もう私の心臓は撃 ち抜かれっぱなし。 かわいいっ! サンタさんなんて本当は居ないのにっ! 私はニコニコと幸せそうに笑う美香の頭 を優しく撫でた。 夜、7時頃。 ガチャン、とドアの開く音がして、それ を聞き付けた美香が、勢いよく玄関に飛 び出していった。 「パパッ!」 そんな嬉しそうな美香の声を聞きながら 、私も玄関に行く。 そこには私の旦那様──光弥が立ってい た。