最後って、圭がずっと傍に居てくれるの?


「…圭が良いなら……。でも、まだまだ遊びたいでしょ?私みたいな年上と付き合ったら大変だよ?学校違うし…バイトあるし……詰まらないかもよ?」

「何言ってんの?…詰まらなくなんかねぇよ。学校が違うから何?年上だから何?そんなん関係ない。俺がちなみじゃなきゃ駄目なんだよっ」

「け、けぃいい~~!ズッ」

私は、泣きながら圭に抱きついた。

すると、圭は、笑いながら私を優しく抱きしめてくれた。


「ふっ。泣き虫……てゆうか、ちなみって年上って感じしないよな」

「へ!?」

「タメって感じ。ははっ」


タメって……酷いなぁ。


はぁとため息を着くと

『二三時をお知らせします』

と、時計のお知らせが部屋に響いた。